新政権の政策ややろうとしていることをあちこちにずさんさが見えます。
実は選挙前にテレビをはじめマスコミに出ていた連中のほとんどが民主党の保守系、右派の人々でした。
だから多くの国民は自民党政治を大きな変化はなく、基本は踏襲されていくから、大きな心配はないと考えていたのでしょう。
またマスコミもそういう点を強調し、民主党の府負の部分や権力構造については全く報道しませんでした。
でも、よく考えてみればわかることで、民主党の政治母体は連合であり、現在の連合で大きな声を持つのは自治労や日教組です。
これらは労組の中でも最左派に近く、しかも現実に教員免許の更新については早速廃止と、日教組への利益誘導が始まっています。
つまり、選挙前にマスコミに出ていた原口氏などの保守派、右派は民主党政権の権力中枢にはいないと言うことであり、政策決定段階では左派の力が勝ると言うことです。
高速無料化も同じ路線です。高速道路が有料でスタートしたのはあくまでも受益者負担の原則からです。
高速道路の維持管理費等も税でまかなうのであれば、少なくとも車を持つ人と持たない人では受ける恩恵に大きな差が出ます。
特定道路財源の廃止もしかりで、ガソリン価格は下がりますが、特定道路財源とはそもそも
車を使う人は道路を使うのだからそれに対しての負担をしましょうという受益者負担に基づいたものです。
こうして受益者負担がなくなっていくと国民全体は車を使う人も使わない人も同じように負担していかなければなりません。
それなら鉄道運賃もバスも受益者負担になりますから、それも無料にしろと言うことになります。
また、高速道路建設にかかった費用の債務30兆円が残っています。それをどう返していくのかと言う明確な説明を聞いていません。税なら国民ひとり当たり30万円を払うことになります。
これはよく考えれば、民営化した道路公団の再度の国有化、いや高速道路をと言う普通の国道にしてしまうことです。
子供手当にしても同じです。たしかにひとり当たり2万6千円は家計を助けるでしょう。でもそのためには誰かがその分の負担をしなければなりません。
受益者負担の仕組みはどんどんなくされていきます。消費税を上げないというのも受益者負担ではなく、全体でまかなおうという、きわめて社会主義的手法です。
こうやって、受益者負担を減らし、社会全体でまかなっていくと言う社会主義的手法をとり続けるならばこれからの国民負担率は税を含め大幅に引き上げられていくでしょう。
格差の是正と聞こえはよいですが、実は格差の是正にはあまり効果を発揮しません。
格差の是正と言うよりみんなで貧乏になりましょうと言う政策です。たしかにみんなで貧乏になれば少しは格差が縮まり、貧乏人が目立たなくなるかもしれません。
格差はなくなりません。格差がないか小さいと錯覚させることはできます。
その方法は経済成長を増やし、所得が常に上がっていく状況を作ることと、全体のパイを拡大することで底辺の水準を上げることです。
ちょうど昭和30年代の高度経済成長、所得倍増計画の最中、日本人の中に格差はなかったと錯覚が起きました。国民の90%が自分の家庭は家族は中流だと考えていたのです。
もちろんそれは錯覚ですが、底辺の底上げが、そういう錯覚を生んだのです。
新政権のやり方とマスコミの対応を見ていると文化大革命を思い起こします。マスコミはまるで紅衛兵のように見えます。
なんとなく全体主義の足音が聞こえてきます。
皆さんは保守と独裁を結びつけがちですが、それは日教組の陰謀です。
独裁は昔から社会主義の専売特許です。ソ連も中国も独裁でした。ナチスも日本の軍部も国家社会主義でした。独裁や全体主義ともっともと遠いところにあるのが自由民主主義と言えるでしょう。